「せっかく月額料金を払っているんだから、1本でも多く遊んで元を取らなきゃ」
「カタログに追加されたあの神ゲー、まだ触れていない自分は損をしている気がする」
PS Plusゲームカタログを眺めながら、
そんな風に「見えないノルマ」に追われているような感覚になったことはありませんか?
得をしたいはずなのに、気づけば遊ぶこと自体が少し重たく感じてしまう。
サブスクリプション型のサービスでは、こうした感覚を持つ人も少なくないように思います。
私自身、「せっかく加入しているから」
という理由で選んだゲームを遊び続けるのは、
思っている以上に負担になっていることに気づきました。
この記事では、PS Plusのゲームカタログがなぜ作業のように感じてしまうのかを整理しつつ、
時間や気力を無駄にしにくい考え方や、判断軸についてまとめています。
なぜ作業ゲー化するのか
なぜ、ゲームが作業のように感じられてしまうのでしょうか。
そこには、いくつかの心理的な理由があります。
「元を取らなきゃ」というコスト意識の罠
まず大きいのが、月額料金を支払っているという事実です。
お金を払っている以上、できるだけ多くのタイトルを遊ばないと損をする、という心理が働きます。
すると、ゲームを選ぶ基準が「今、これが遊びたい」という直感から、
「定価が高いものを選ぼう」「とりあえずリストにあるものは触っておこう」
という損得勘定にすり替わってしまいます。
この瞬間、ゲームは楽しみから、こなすべきノルマへと変わっていきます。
選択肢が多すぎることによる疲れ
ゲームカタログには、非常に数多くのタイトルが並んでいます。
選択肢が多いこと自体は魅力ですが、
一方で、「どれが正解なのか」を考えすぎてしまい、
選ぶことそのものに疲れてしまうこともあります。
迷った末に「とりあえず評価の高いもの」を遊び始めると、
それは自分の内側から湧いた興味ではないため、少しでも合わないと感じた時に
「それでもクリアしなきゃ」という義務感で続ける状態に陥りやすくなります。
終わりが見えない更新によるプレッシャー
ゲームカタログは定期的に更新され、新しいタイトルが追加され続けます。
この仕組みは魅力的である一方、
「今遊んでいるものを早く終わらせないと」
という焦りを生みやすくもあります。
本来、ゲームの進め方やペースは自由なはずですが、
大量のタイトルを前にすると、一つ一つを味わう余裕が失われていきます。
ゲームを「資産」ではなく「体験」として捉え直す
作業ゲー化を防ぐための第一歩は、
自分の中にある「得の定義」を少しだけ見直してみることです。
「定価」という数字から一度離れてみる
ゲームを選ぶとき、
つい「定価が高いかどうか」を基準に考えてしまうことがあります。
どれほど高価なゲームであっても、
今の自分が楽しめていない時間には、それほど意味は残りません。
一番大きなコストは「あなたの時間」
月額料金は、遊んでも遊ばなくても一定です。
一方で、ゲームに使った時間や気力は、後から取り戻すことができません。
「元を取るために遊ぶ」のではなく、
「自分の時間を、どう使いたいか」という視点で考えることで、
カタログの見え方は少し変わってきます。
ゲームカタログは「試食コーナー」
すべての料理を完食しなければならないビュッフェだと思うと苦しいですが、
一口ずつ味を確かめられる「試食コーナー」だと思えば、
途中でやめることにも意味が生まれると思います。
「自分には合わなかった」「このジャンルの雰囲気が分かった」
という気づきも、立派な体験のひとつです。
最後まで遊ぶことだけを正解にしない。
その視点を持つことで、「やり遂げなければ損」というプレッシャーから、
少し距離を置けるようになります。
逆に試すつもりで触っただけなのに、
楽しくて気づいたら最後まで遊んでいたゲームもあります。笑
最近ではサンドランドにはまり、結局トロコンまでやり込みました。
今の自分に気づくためのチェックリスト
ここまで読んで、
「もしかして、自分も作業っぽくなっているかも」と感じた人もいるかもしれません。
そこで、今の自分のプレイ状態を客観的に見るための簡単なチェックリストを用意しました。
当てはまるものがないか、気楽に眺めてみてください。
チェックリスト
- ゲームを起動する前に、少し気が重くなる
- 「今日はどれを消化しようか」と考えてしまう
- 面白いかどうかより、進捗や残り時間が気になる
- 合わないと感じても、途中でやめるのがもったいなく感じる
- 評価が高いからという理由で、遊び続けているゲームがある
- 新しいタイトルが追加されるたびに、少し焦りを感じる
- カタログを眺めている時間の方が長くなっている
いくつ当てはまったかを数える必要はありません。
1つでも思い当たるものがあることで、
「少し作業寄りになっているかもしれない」
と気づけたのであれば一歩前進です。
ゲームの世界では、状態異常に気づかなければ対策が打てません。
今の自分の状態を「解析」できたなら、あとはその状態を解除するためのアクションを選ぶだけです。
明日から使える3つのアクション
複雑な基準は必要ありません。
これから紹介する3つのアクションの中から、その時の気分に合うものを選んでください。
「切る」:そのゲームに別れを告げる
チェックリストに当てはまるゲームを今プレイしているなら、
思い切ってライブラリから削除するのはどうでしょう。
合わないゲームを消すことは挫折ではありません。
自分の時間と気力を守るための前向きな損切りです。
削除ボタンを押した後に少し気持ちが軽くなるかもしれません。
「触る」:試すだけで、深追いしない
気になるゲームがあったら、クリアを目指さず「最初の30分だけ遊ぶ」と決めて触ってみてください。
カタログの最大の利点は、追加料金なしでつまみ食いができることです。
30分で「合わなかった」と分かったなら、それは収穫と考えます。
クリアというゴールに縛られず、触って確かめるだけでも立派な使い方だと思います。
「触らない」:今は選ばないと決める
話題の神ゲーや、「期間限定」という言葉には何か惹かれますよね。
ですが、今の自分の気分が乗らないなら、あえて触らないという選択もあります。
「みんなが遊んでいるから」ではなく、「自分が今、遊びたいか」を基準にする。
NOだと感じたら、静かに目を逸らす。
その判断が、ゲームを消費にしないための防御になります。
まとめ
PS Plusのゲームカタログは、使い方次第でとても便利なサービスです。
一方で、「元を取らなきゃ」という意識が強くなりすぎると、
いつの間にかゲームが作業のようになっているかもしれません。
この記事で伝えたかったのは、特別な攻略法や、正しい使いこなし方ではありません。
大切なのは、今の自分がどんな状態なのか振り返り、
その時々で選び直せる余地を残しておくことです。
「切る」「触る」「触らない」どの選択も間違いではありません。
主導権がサービス側ではなく、自分の手元にあると感じられるだけで、
ゲームとの付き合い方は楽になるのでは、と思っています。
あとは、必要になった時に、この考え方を思い出していただけたら嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

