「パッケージ版とダウンロード版(以下DL版)、結局どっちがいいのか」
これはゲーマーにとって永遠のテーマですが、
仕事や家事で忙しく、自由に使える「気力」が限られている私たちにとっては、
単なる好みの問題ではありません。
ただ「なんとなく」で選ぶと、
起動までの手間や、遊ぶまでの準備が少しずつ積み重なって、
気づいたら触らなくなっていることがあります。
時間に余裕があるなら問題にならないことでも、
限られた時間で遊ぼうとしていると、その小さな手間が
そのまま「今日はやめておく理由」になりがちです。
この記事では、
パッケージ版とDL版の優劣を決めるのではなく、
自分にとって面倒が少ないのはどちらか、という視点で整理します。
※この記事は PlayStation(PS4 / PS5)を前提に書いています。
短い時間で何度も遊ぶゲームは、DL版の方が楽になりやすい
「1クエストだけ行こうかな」「30分だけ遊ぼう」
そう思い立ったタイミングで、ゲームを起動するまでの手順がどれだけあるかは、
意外とプレイのモチベーションに影響します。
ディスクを探す、入れ替える。
時間に余裕があるときなら気にならないこの作業も、
仕事終わりの疲れた状態や、家事の合間のわずかな隙間時間だと、
途端に重たく感じることがあります。
私はモンスターハンターワイルズはDL版にしました。
理由はシンプルで、隙間時間にできそうなゲームは
他のゲームのディスクがドライブに入っていたとしても
起動してすぐ始められる状態にしたいからです。
この入れ替え作業が
「入れ替えるのが面倒だから、今日はやめておこう」と、
プレイ体験そのものよりも「遊ぶか、遊ばないか」の判断軸になっているのは
少し勿体ない気がします。
もちろん、ディスクを入れ替えること自体が苦にならない人もいると思います。
ただ、ホーム画面からボタンひとつで即座にゲームが立ち上がる。
このちょっとした手順の省略が、忙しい人にとっては価値があります。
DL版が向いているのは、
「長時間遊ぶ人」というより、
短い時間でも、できるだけ気軽に触りたい人と言えるかもしれません。
「DL版は値段が高い」という感覚は、少し古くなっている
「DL版は値段が高い」
この感覚を持っている人は、今でもいるのではないでしょうか。
実際、少し前までは
安く買うならパッケージ版、という選択が合理的だった時代がありました。
中古市場が活発な中、DL版は定価に近い価格で売られていることが多かったからです。
ただ、今は状況が変わっています。
PS Storeでは、発売から少し時間が経ったタイトルであれば頻繁にセールが行われています。
その割引率は非常に高く、中古市場の販売価格と体感的に大きな差のない価格帯になることもあります。
PS Plusに加入している場合、
やりたかったゲームがフリープレイやゲームカタログによって
追加費用なしでプレイできるケースもあります。
もちろん、常に同じ価格になるわけではありません。
それでも、「DL版は明らかに高い」という前提で考えるには、
少し情報が古くなってきているように感じます。
ここで考えたいのは、
その差のために、何を払っているかです。
忙しい生活の中で、
仕事帰りに中古店へ寄ったり、フリマサイトで最安値を探してやり取りしたりする時間は、
意外とバカにならないコストになります。
数百円安く買えたとしても、
そのために使った時間や気力をどう感じるかで、
「お得だったかどうか」の答えは変わってきます。
逆に言えば、
その手間を気にしない人にとっては、パッケージ版は今でも十分に合理的な選択です。
選ぶ基準は「安いか高いか」ではなく、
その差のために、どこまで手間をかけたいか。
そう考えると、少し整理しやすくなるかもしれません。
ハードを買い替えたり、複数台で遊ぶなら、DL版は「保険」になる
DL版のメリットは、
起動が楽になることだけではありません。
もう一つ大きいのが、
ハードや場所が変わったときの面倒を減らせる点です。
例えば、PS4版のゲームタイトルをPS5版へ移行する場合、
対応しているタイトルであれば、PS5版へアップグレードできる仕組みがあります。
(場合によっては無料、もしくは安価)
最近では、
『龍が如く0 Director’s Cut』『龍が如く極』『龍が如く極2』が
DL版限定でアップグレード対応していました。
※パッケージ版でも『Ghost of Tsushima』のように
アップグレードに対応しているタイトルはあります。
ただしその場合、PS5で遊ぶ際にもPS4版のディスクをドライブに入れ続ける必要があります。
すべてのケースでDL版が有利、というわけではありませんが、
アップグレードという観点では、DL版の方が扱いやすい場面が多い、
という点は頭の片隅に置いておいてもいいかもしれません。
また、同じアカウントを使っていれば、
複数の本体に同じゲームをダウンロードしておくこともできます。
例えば、かなりニッチな使い方にはなりますが、
自宅と実家にそれぞれ PlayStation本体 を置き、
同じゲームを場所を変えてプレイする、といった運用も可能です。
この時に助けになっているのが、DL版とオンラインストレージの組み合わせです。
ディスクを持ち運ぶ必要がなく、続きを遊ぶことができます。
オンラインストレージについては別の記事で触れていますが、
ここで言いたいのは、
DL版はこうした運用を考えたときに、選択肢を狭めにくいという点です。


「ゲームソフトが手元にある」という安心感は、パッケージ版ならではの魅力ですが、
DL版は自分のアカウントにソフトが紐づいていることで、
ハードや場所に縛られにくい遊び方ができる、という強みもあります。
それでもパッケージ版が合う人もいる
DL版の話が続きましたが、
もちろん、パッケージ版にもメリットがあります。
代表的なのは、
遊ばなくなったら売れる、友人に貸せるといった点です。
これは、パッケージ版ならではの強みと言えます。
加えて、
「最後まで遊ぶか分からないゲーム」や
「一度クリアしたら満足するタイプのゲーム」では、
手放しやすいという観点で、
パッケージ版の方が良い距離感になり得ます。
また、
「買った実感がある」「棚に並んでいるのを見ると安心する」
といった感覚も、軽視できないポイントです。
私がパッケージ版を選ぶ理由が正にこれで、
コレクション魂がくすぐられるんですよね…。笑
ちなみに、
パッケージ版ではディスクを入れれば直ぐに遊べると思いがちですが、
ディスクからゲームデータを本体へインストールする時間があるため、
その点はDL版と大きな差があるわけではありません。
つまり、パッケージ版は、
- 売れる・貸せる
- 期間を決めて遊びやすい
- 手元にある安心感がある
こうした点をメリットとして捉えると、
選び方としてしっくり来るはずです。
まとめ
パッケージ版か、DL版か。
どちらが正解か、という問いに明確な答えはありません。
大事なのは、
自分がゲームを遊ぶときに、何を面倒だと感じるかです。
起動までの手間を減らしたいのか。
場所が変わっても続きを遊べる状態にしておきたいのか。
それとも、遊び終わったあとに手放せる方が気持ちが楽なのか。
そうした基準で見ていくと、
DL版にもパッケージ版にも、それぞれ納得できる使いどころがあります。
安いか高いか、便利か不便か、という単純な話ではなく、
自分の生活リズムや遊び方に合っているかどうかで考えてみてください。
ゲームを買う瞬間の悩みや、
起動までの小さな手間を削ぎ落として、
少しでも多く、純粋にゲームを楽しむ時間に充てられる。
そんな自分なりの使い分けを見つける参考にしていただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!

