1日15分の「つまみ食い」で積みゲーが消える?忙しい大人のための生存戦略

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買ったばかりの新作ゲームを、結局クリアできずに積んでしまう。 その原因は「時間ができたらじっくりやろう」という、真面目すぎる考え方にあるのかもしれません。

忙しい社会人が「週末にまとめてプレイ」をしようと意気込むと、不思議なことに、あれほど楽しみだったゲームが「消化しなければならないタスク」のように感じられてしまいます。 平日は仕事でクタクタ。休日は溜まった家事や家族サービス。 そんな中で「まとまった時間」なんて、そもそも存在しないのが現実です。

だからこそ、提案したいのが「平日15分」だけのつまみ食いプレイです。 無理して時間を作る必要はありません。お風呂が沸くまでの時間や、寝る前のほんの少しの間だけ、ゲームの世界に触れる。 これだけで、驚くほどゲームとの距離が縮まります。

今回は、忙しい私たちがゲームを楽しむための、ちょっとした思考の切り替え方についてお話しします。 「積みゲー」の山を前にため息をついているなら、この方法が少しだけ役に立つかもしれません。

目次

週末の「一気プレイ」が、逆にゲーム離れを加速させる理由

1週間ぶりの起動で「あれ、操作どうやるんだっけ?」

平日は忙しいから、週末にまとめて遊ぼう。 そう決めて土曜日の朝にゲーム機を起動したとき、最初に訪れるのはワクワク感ではなく、軽い「戸惑い」ではないでしょうか。

「あれ…このゲームのシステム忘れたかも」 「今、何のためにこのダンジョンにいるんだっけ」

一週間という時間は、ゲームの細かな操作感やストーリーの熱量を忘れるには十分すぎる長さです。 結局、最初の30分はリハビリのような作業に費やされることになります。 これ、地味にストレスなんですよね。 ようやく感覚を取り戻した頃には疲れが出てきて、「もういいか」とセーブしてしまう。 次に起動するのはまた一週間後。 この繰り返しでは、ストーリーへの没入感なんて生まれるはずもありません。 連続ドラマを、あらすじだけ見て楽しもうとしているようなものです。

「5時間ぶっ通し」は、大人の脳にはただの重労働

悲しいけれど認めなければならない事実があります。 私たちの集中力や体力は、学生時代とは違うということです。

昔は超大作でも一週間もあればトロコンできていた私ですが、今では1ヶ月とか余裕でかかるようになりました。笑

昔は休日の朝から晩までコントローラーを握っていても平気でした。 でも今はどうでしょう。 2時間もプレイすれば目が疲れるし、肩も凝る。 複雑なシステムを理解するのにカロリーを使うから、長時間プレイすればするほど、脳が疲弊していくのを感じるはずです。

本来、息抜きのつもりで始めたゲームが、長時間拘束される「重労働」に変わってしまう瞬間です。 「せっかくの休みなのに、ゲームで疲れて終わってしまった」という罪悪感。 これが、無意識のうちに「ゲーム=疲れるもの」という刷り込みを強化している気がします。

完璧なタイミングを待っているうちに、熱は冷める

これは私自身の痛い経験談なのですが、数年前に発売された超大作のオープンワールドRPGでのことです。 「この壮大な世界観は、片手間ではなく万全の状態で楽しみたい」 そう考え、平日は一切触らず、連休が来るのを待ちました。

そして待ちに待った連休初日。 何が起きたかというと、日頃の疲れが出たのか昼過ぎまで爆睡。 起きてからも、溜まっていた洗濯や掃除に追われ、結局ゲームを起動したのは夜になってからでした。 「万全の状態」なんて、忙しい社会人には永遠に訪れないのかもしれません。

あえて電源を切る勇気。平日15分の「つまみ食い」こそが最強の攻略法

「キリの悪いところ」でやめるのが、翌日の楽しみを作るコツ

「ボスを倒した」「章が終わった」 私たちはどうしても、キリの良いところまで進めてからゲームを終えようとします。 達成感があって気持ちいいですよね。でも、この達成感こそが「また明日もやろう」という熱意を奪う原因かもしれません。

逆に提案したいのが、ダンジョンの途中や、イベントが始まる直前といった「中途半端なタイミング」であえて中断することです。 続きが気になって仕方がない状態で終わる。 これ、連続ドラマの「いいところで終わる」手法とまったく同じ効果があります。

翌日、仕事で疲れて帰ってきても、「昨日の続き、ちょっとだけ見たいな」という気持ちが勝るようになります。 「レベル上げの途中」でもいいですし、「装備を整えている最中」でも構いません。 未完了のタスクを残しておくことで、脳が勝手にゲームのことを考え続けてくれる。 これを利用しない手はありません。

スリープ機能は、忙しい現代人のためにある

今のゲーム機、特にNintendo SwitchやPlayStation 5などが素晴らしいのは、この「中断」をシステム側が全力でサポートしてくれている点です。 スリープ機能、活用していますか?

昔のゲームのように、セーブポイントを探して走り回る必要はありません。 「そろそろお風呂が沸くから」 そう思った瞬間に、ボス戦の真っ只中でも電源ボタンをポチッと押してスリープにする。 これだけでいいんです。

次に再開するときは、ロード時間ゼロでその瞬間からリスタートできます。 「ゲームを始めるまでの準備」が面倒で起動しなくなる私のような人間にとって、この機能は革命的でした。 机の上に置きっぱなしの携帯機を手に取り、画面をつけるだけ。 スマホでSNSをチェックするのと同じ手軽さでアクセスできる。 これを使わない手はないと思います。

ちなみに私は、ゲームのコントローラーを常にデスク上に置いています。コントローラーを取りに行く時間を省略し、電源ボタンを直ぐ押せるようにするだけで、起動のハードルが驚くほど下がりましたよ。

毎日触れることで、ゲームの世界が「日常」に溶け込む

15分という時間は、ストーリーを大きく進めるには短すぎるかもしれません。 でも、キャラクターのレベルを1つ上げるだけ、あるいは街の人に話しかけるだけでも十分な成果です。

重要なのは「進めること」ではなく、「世界観に触れ続けること」です。 毎日少しでも触れていれば、操作方法を忘れることもありませんし、ストーリーの展開を見失うこともありません。 なにより、ゲームの中の自分と、現実の自分との距離が離れない。

週末にまとめて遊ぶのが「旅行」だとしたら、平日の15分プレイは「近所の散歩」のようなものです。 旅行は準備が大変ですが、散歩ならサンダルのままふらっと出かけられる。 気負わずに毎日ログインするだけで、いつの間にか膨大なプレイ時間が積み上がっていることに気づくはずです。

「たった15分じゃ没入できない」は、やらないための言い訳かもしれない

没入感なんていらない。必要なのは「前に進んでいる」という実感

「RPGの重厚なストーリーに15分で入り込むなんて無理だ」 おっしゃる通りです。たった15分で、あの世界の住人になりきって涙を流すのは難しいでしょう。 でも、あえて言わせてください。 私たちがゲームを「積む」とき、一番の原因になるのは没入感の欠如ではなく、「停滞感」ではないでしょうか。

先週と同じセーブデータのまま、一歩も進んでいない。 この事実が、ボディブローのようにモチベーションを削っていきます。 逆に、たった15分でもプレイすれば、「装備を整えた」「次の目的地まで移動した」という小さな変化が生まれます。

没入感は、週末に時間が取れたときのご褒美でいいんです。 平日は淡々とタスクをこなすように進める。 事務的かもしれませんが、「物語が確実に進んでいる」という手応えさえあれば、私たちはゲームへの興味を失わずに済みます。

映画を見るな、ドラマを見ろ。細切れこそが今の最適解

昔のゲーム体験は、映画館で2時間の映画を一気に見るようなものでした。 部屋を暗くして、誰にも邪魔されず、世界観にどっぷり浸かる。 それは確かに贅沢な時間です。 でも今の私たちは、映画館に行く時間を捻出するのに苦労しています。

それなら、楽しみ方を「連続ドラマ」に変えてみてはどうでしょうか。 今、私たちがYouTubeやNetflixを見る感覚です。 1話30分のアニメを隙間時間に見るように、あるいは15分の動画を見るように、ゲームを摂取する。

最近のゲームはオートセーブも充実していて、この「細切れプレイ」に驚くほど適応しています。 「今日はここまで」と区切ることで、むしろ次の展開への期待感が持続する。 映画を一気見して「あー面白かった」で終わるよりも、毎日少しずつ楽しむほうが、結果的に長くその世界に浸っていられる気さえします。

それでも無理なら、そのゲームは今のあなたに合っていないだけ

少し厳しいことを言うようですが、もし15分のプレイですら「面倒くさい」「腰が重い」と感じるのであれば、そのゲームとは縁がなかったのかもしれません。

本当に面白いゲームなら、たとえ5分でもコントローラーを握りたくなるはずです。 「時間がないからできない」のではなく、「時間を割くほどの熱量がない」のが本音かもしれない。 そう認めてしまうのも一つの手です。

世の中には星の数ほどゲームがあります。 無理して大作にしがみつく必要はありません。 15分の隙間時間にスッと入り込める、今の自分の波長に合ったゲームを探す。 それもまた、大人のゲーマーならではの楽しみ方ではないでしょうか。

もちろん、仕事でHPが0に近い時は無理しちゃダメですよ! 「今は充電期間」と割り切って、泥のように眠るのも立派な攻略法です。元気になったらまたコントローラーを握ればいいんですから。

まとめ:ゲームは「ご褒美」じゃなくて、心の「サプリメント」

私たちは無意識のうちに、ゲームを「一週間の仕事を乗り切ったご褒美」として扱ってしまいがちです。 でも、ご褒美にしてしまうと、それを受け取るために「完璧な状態」を求めてしまう。 部屋を片付け、翌日の心配事をなくし、万全の体調で……なんて準備をしているうちに、遊ぶタイミングを逃してしまうのです。

いっそのこと、考え方を変えてみませんか。 ゲームは特別なご褒美ではなく、毎日少しずつ摂取して心を整える「サプリメント」のようなものだと。

平日の夜、たった15分だけ異世界に逃げ込む。 嫌な上司の顔も、来月の支払いのことも忘れて、ただ目の前の敵を倒すことだけに集中する。 そんな短い没入感が、大人の疲れた脳には最高のリフレッシュになります。 進み具合なんて気にしなくていいんです。 重要なのは、現実世界から一時的にログアウトする時間を持つこと。

もし、あなたの部屋の片隅で、ホコリをかぶっているゲーム機があるなら。 今夜、お風呂に入る前の少しの時間でいいので、久しぶりに電源を入れてみてください。 コントローラーを握った瞬間、あの日感じたワクワクが、意外とあっさり戻ってくるはずです。 積みゲーを崩すためではなく、明日を少しだけ楽しくするために。 平日の「つまみ食いプレイ」、ぜひ今日から始めてみてください。

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